清水 知子 (SHIMIZU, Tomoko)

専門
比較文学・文化理論、メディア文化論
主な担当科目
本専攻: 文化動態論(I)
教育研究科:英米文学研究IV
比較文化学類:テクスト文化学研究I、文化理論研究
CEGLOC:異文化と英語I
研究分野の紹介
大きく二つの柱を軸に研究を進めています。一つは文学・文化理論、もう一つはメディア文化論です。前者は、主にイギリスの現代社会を中心に新自由主義時代の文化と暴力の諸問題について考察してきました。イギリス社会の知識を蓄積するだけでなく、むしろ異なる社会を通して新しい目で自分の社会を振り返り、これまで当たり前になっていた「常識」を別の角度から捉え直すことを目指しています。後者は、ディズニーというグローバルなメディア文化を中心に文学と映像のクロスジャンル研究を進めています。どちらのテーマも、現代社会において文化と政治が交差する地平を探究するうえで密接不可分な関係にあると考えます。
バハマ諸島の海賊博物館にて

研究業績
1) 『文化と暴力―揺曳するユニオンジャック』(単著)月曜社、2013.
2) 『労働と思想』(共著)堀之内出版、2015.
3) 『地域アート―美学/制度/日本』(共著)堀之内出版、2016.
4) 『21世紀の哲学をひらく―現代思想の最前線への招待』(共著)ミネルヴァ書房、2016.
5) 『ドゥルーズ/ガタリの現在』(共著)平凡社、2008.
受験を希望される方へのメッセージ
いま、現代社会は大きな転換期を迎えています。グローバル化と新自由主義の流れのなかで社会そのものの枠組みも大きく揺らいでいます。社会の変革期にあっては現代社会において文化を研究対象とする学問の方法論も当然変わらざるをえません。授業では、グローバリゼーションをめぐる諸問題について、人種、多文化主義、リベラリズム、暴力論の系譜等の知見を深めながら、新たな方法論、理論に裏打ちされた文化研究のあり方を探究していきます
ロンドンの夏の風物詩ノッティング・ヒル・カーニバル

E-mail, Homepage
shimizu.tomoko.fu(@)u.tsukuba.ac.jp



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