佐々木 勲人 （SASAKI, Yoshihito）

専門

中国語学

主な担当科目

本専攻： 異文化言語演習（４）
人文学類： 中国語学概論、中国語文法論
CEGLOC：中国語基礎A、中国語基礎B

研究分野の紹介

　私の専門は中国語文法です。とくに，受身文や使役文，受益文などヴォイスと呼ばれる構文を中心に研究を行っています。中国東南地域の方言における使役文と受動文の構文論的関連を比較方言文法の観点から分析したり，日本語と中国語の受益文を対照言語学の観点から分析したりしています。
　中国人留学生の指導を担当する機会も多いことから，北京大学や中国人民大学，福建師範大学など，中国の大学の日本語研究者との交流も積極的に行っています。

中国方言地図

研究業績

1) ヴォイス構文と主観性―話者の言語化をめぐって―，『木村英樹教授還暦記念中国語学論叢』，白帝社，315-331頁，2013

2) 台湾客家語の受益文，『汉语与汉语教学研究』第１期，東方書店，66-74頁，2010

3) 受益から処置への文法化，『現代中国語研究』第7期，朋友書店，20-32頁，2005

4) 由给予动词构成的处置句，《语法研究和探索(十一)》，中国语言杂志社编，商务印书馆，235-245頁，2002

5) 『東南方言比較文法研究―寧波語・福州語・厦門語の分析―』，好文出版, 214頁, 2002

受験を希望される方へのメッセージ

　私が担当した博士後期課程の学生の研究テーマをご紹介します。
・「日本語と中国語の空間移動表現に関する対照研究」
・「日本語・中国語・朝鮮語の発見表現に関する研究」
・「台湾客家語の認識モダリティに関する研究」

E-mail, Homepage

sasaki.yoshihito.gm(@)u.tsukuba.ac.jp