住大 恭康(SUMIDAI, Yasunori)

専門
ドイツ語学
主な担当科目
本専攻: 異文化言語演習(3)
人文学類:独語学概論、ドイツ語意味論・語用論、ドイツ語作文演習
CEGLOC:ドイツ語基礎A、ドイツ語基礎B
研究分野の紹介
これまでの研究では、ドイツ語の名詞句(定冠詞・不定冠詞付き名詞句や人称代名詞)がもつ(文学作品における)テクスト構成上の機能をあつかってきました。最近は、ドイツ語の接続詞aberの機能について考察しています。上記二つのテーマは、一見、あまり関係がないようにみえるかもしれませんが、いずれも、その使用がもたらす含意によって伝達される事象の印象が左右され、また、場合によっては(特に意識的でない)事象認識の仕方もあらわになるという面白い性質をもっています。
研究業績
1) „Stilistische Wirkung indefiniter Nominalphrasen in einem literarischen Text“ (Sprachwissenschaft 37. 2012)
2) „Definite Nominalphrase und Status ihres Referenten“ (Energeia 35. 2010)
3) „Funktion der Deskriptionen bei der Koreferenz“ (Journal of Modern Languages and Cultures 2. 2009)
4) „Pronominale Referenz und Einstellung des Fokus“ (Journal of Modern Languages and Cultures 1. 2008)
5) 『不定冠詞付き名詞句の多様な解釈とテクストの整合性による脱曖昧化』(BRÜCKE 18号別冊. 2005年)
受験を希望される方へのメッセージ
„Wer Fremdsprachen nicht kennt, weiß nichts über seine eigene.“
(異なる言語を知らないものは、自らの母語について何も知らない)
ドイツ語を習ったことのある方であれば、あるいは、外国語を学ぼうとしたことがある方であれば、一度は耳にしたことがあるかもしれません。もちろん、自らの母語だけでなく、知っているつもりの言語(例えば英語)であっても、相対化することであらためて見えてくることがあります。ドイツ語を知るためにも、また、それ以外の言語を知るためにも、ドイツ語学に取り組んでみませんか?
E-mail, Homepage
sumidai.yasunori.ga(@)u.tsukuba.ac.jp



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