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専攻紹介

 <現代>という時代は、われわれに、どのような<知>を求めているのか?
われわれの生きている現代は、文化・言語・政治・経済など人間世界のあらゆる事象が、 既成枠のフロンティアを越え出てめまぐるしく変化しています。そのダイナミックな動きのなかで、 われわれはどのようにわれわれ自身のありようを見定め、同時に、他と共に生きる視点を得ることができるでしょうか。
「現代語・現代文化専攻」は、このような時代からの問いかけを真摯に受け止め、既成の学問枠に とらわれない自由な発想をもって、問題を掘り起こし、分析・検討し、あらたな<現代知>の創成をめざす、新しいタイプの専攻です。

この目的のため本専攻は、文化的諸現象への多様なアプローチ研究を行う「現代文化分野」と、 文化の根底をなす言語行為へのアプローチ研究を行う「言語情報分野」の、2つの分野をおいています。 いずれの分野も、従来の縦割り型の学問体系を離れた横断領域的な研究をとおして、皆さんが、時代のなかで問われる文化や 言語の問題を個々の自由な視点から直視し考察を深め、その結果得られた成果を、研究者としてまた高度専門職業人として世界に発信できるようになることをめざしています。
このため本専攻の教育体制は、次の諸点を特徴にしています。
  1. 学生の研究は、みずからの自由な発想を核とする。
  2. 学生の研究を複数の教員で支えるため、複数指導制をとる。
  3. 学生の横断領域的研究を支えるため、他専攻・他研究科の授業も必修単位の一部として加算できるものとする。
  4. 口頭発表・論文発表の場を多く設け、学生間の、また学生と研究者の間の研究交流を、活性化する。
  5. 学生の学外・国外の学会での研究発表を積極的に支援する。
  6. 留学を推奨し、また留学生を積極的に受け入れて、開かれた研究の場を確保する。
「現代語・現代文化専攻」は、<現代>の切っ先に露呈する文化的諸問題、言語的諸問題について、 皆さん自身の視点から研究をし、深い知見を自分のものとして、専門領域における研究者、あるいは、社会の実践的分野に おける高度な知識を備えた職業人として、活躍することを目指す人たちのために用意されている専攻です。
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